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アウトドア派だったわたしを変えたオンライン将棋
30代の男性会社員、独身です。基本的にアウトドア派のわたしにとって、自宅で長時間過ごさなければならないのは非常に苦痛でした。
そんなわたしが在宅時間を有意義に過ごすことができたのは、オンライン将棋のおかげです。情勢不安と自由に外に出られない環境になってしまったことで鬱々としていた日々が、オンライン将棋の面白さを知ってからは一気に楽しくなりました。
最近では藤井聡太プロの活躍が強力な後押しとなり、将棋の話題をよく耳にしていたのでわたし自身も前々から気になっていました。
自粛生活以前は、仕事も忙しかったですし休日は外出したり人に会ったりしていてどうしても在宅することは優先順位としては低かったんですよね。後手後手になっていたのですが、今回の事態で将棋をする時間を確保することができました。
とはいえ、将棋道場や将棋教室には通えないので、オンラインで楽しもうと思い自宅でできるオンライン将棋について調べ始めました。
小学生時代の将棋熱が将棋ブームを受けて再燃しました
将棋は小学生の頃、学校のクラブ活動で少しやっていたことがあります。
クラブ活動は週に１度、１時間だけではありましたが、ここで将棋のルールやコマの動かし方を学んだのが大変面白くて当時はハマっていましたね。割とセンスが良かったのか、将棋クラブの中ではかなりの猛者と知られていて、上級生も普通に倒す腕前でした。
当時の私が好んで使っていた戦法は「鬼殺し」という奇襲戦法で、ちょっとやそっとのことでは負けなかったです。子供ながらに、「プロもイケるのでは？」と妄想していました。でも、中学に上がるとだんだんと将棋熱は冷め、周りにも将棋をするような友達もいませんでした。
気が付けば、将棋のこともすっかり忘れ30代になっていました。そんな中で今回の自粛生活が始まり、時間もたっぷりあるし、藤井プロの活躍をテレビで目がきっかけとなり、心のどこかに残っていたわたしの将棋熱に火をつけました。
いっちょ久しぶりに「鬼殺し」で、オンラインの猛者たちをきりきり舞いにさせてやろうか！とまあ、こういった流れの中で20数年ぶりに将棋に取り組むことになったのでした。
「鬼殺し」の栄光を取り戻すべく、将棋を猛勉強。こんなに充実した時間が過ごせるとは思ってもみませんでした。
さて久しぶりの将棋。いきなりオンラインで人と対戦するのは、ちょっと緊張してしまいます。
そこで、まずは将棋アプリ「将皇」というＣＰＵ対戦のアプリをインストールして、それで感覚を取り戻すことにしました。
将棋アプリの充実プリは凄まじいものがあり、他にも「みんなの将棋100段階のレベルと対局・詰将棋・講座で実力アップ」や「ライブでプロ対局が観られる 将棋連盟ライブ中継 入門・初心者でも安心」など、あらゆる方向から将棋を指しまくりました。
アプリで対戦を始めてみて自分でも嬉しかったのですが、駒の動かし方をしっかり覚えていたことと鬼殺しの定跡がそれなりに頭に残っていたことです。難易度の低いＣＰＵには、まずまず勝てるようになりました。
これだけ指せれば、対人でもそれなりにいい試合ができるだろうと、意気込んでいましたが・・。
まったく勝てません。
私としては、「下手すりゃ初段くらいの力があるんじゃないか？」と余裕をこいていたのに、級位者相手でも全く勝てません。1級や2級の人たちがバケモノのような強さで、私はせいぜい5級に勝てるといったところ。
小学生の時、あんなに強かったのに。自分の「鬼殺し」は無敵だったのに・・。正直かなりショックでしたが、それと同時に、「やってやろうじゃないか！」という、非常にポジティブな気持ちが沸き起こってきました。
このままでは一向に勝てないと思った私は、近所の図書館で将棋の本を数冊借りてきて、それで勉強をしました。また、詰め将棋にも力を入れました。こんなに一つのことに集中しやる気に満ち溢れた状態で取り組んだのは久しぶりのことです。
このようにオンライン将棋にどっぷりとハマっている私ですが、なんとか、かんとか無事に1級（あくまでもアプリ内の棋力）にまで昇級することができました！！
目下の目標は初段になることで、それに向けて勉強も継続しています。
戦法にも幅が出てきて、前述の鬼殺しはもちろんのこと中飛車や石田流といった戦法も取り入れるようになりました。先手番、後手番、相手の戦法、囲い・・などなど、その時々の状況で使い分けるまでに成長したんです。
とはいえ、初段にはまだまだ手が届きそうにないんですけどね。地道にやっていきたいと思います。
自粛生活で知ったオンラインボードゲームの楽しさ。
今後は、囲碁やチェスなど他のボードゲームにも触手を伸ばしていこうと考えています。
ボードゲームのオンラインアプリの充実ぷりも今回の自粛生活を通して知りましたし、インストールも無料で、気軽に始められるのもいいところです。
囲碁とチェスは完全なる初心者で、ルールもコマの動かし方も知りません。一からのスタートになるわけですが、この歳になって新しいことを始めるのってなんだかすごくワクワクします！
こんな感覚は久しぶりで、自粛生活がなかったらこのような機会を得るきっかけもなく、少しづつ新しい生活様式が始まって忙しくなってきた今となっては充実した時間だったなあと改めて思います。
