夏休み自粛中の昆虫観察はアゲハが最適な理由とその方法。30代地方住み子持ち主婦の口コミ



日課にしていた平凡なお散歩から一変、「謎の卵」観察始まる

30代の主婦です。夫と3人の子ども(3歳、5歳、9歳)と地方で5人暮らしです。

自粛中はこどもたちの運動不足解消のために毎日散歩に出掛けました。最初はダラダラと歩いたり、近くの人通りの少ない公園に寄ったりしていたのですが、昆虫好きの長男の提案で虫眼鏡を持って出かけるようになると散歩の光景は一変しました。

 

上2人が積極的に自宅の裏の茂みの中や雨上がりの水たまり、ベンチの裏までも(笑)虫眼鏡で観察するようになり、それが楽しみで毎朝きちんと起きて、朝食をとり、準備を済ませて散歩へ出かけるようになりました。

姉と兄のことが大好きな末娘も「ボウケン(冒険)♪ボウケン♪」と言って楽しそうに準備をしていて可愛いです。

ある日の朝、いつものように散歩をしていると、自宅の近くにサンショウの木を見つけました。近所のおばあさんが大切に育てている木だそうですが、その葉の裏になんと、虫の卵があったんです!

長男が「持って帰りたい!」と言ってきかないので、おばあさんにお願いして枝ごと少し分けてもらいました。

 

その日から、自宅の庭で毎日サンショウ育てが始まりました。

長女と長男はマメに水やりをしたり、肥料を変えたりとせっせとお世話をして、卵が住んでいる葉には害虫やカラスなどに食べられないようにキッチンの排水溝などにつけるネットをかけて、それはそれは手をかけていました

 

そしてついに…卵から幼虫が孵化したんです!!!

「キャーーーー!!!」こどもたち、歓喜。

「ギャアアアアアア!!!」わたし、悲鳴。

青虫が出てきました(涙)。

それからは、ほかっておいたらどこかに旅立てくれるだろうと期待を込めて願っておりましたが、青虫ちゃんが旅立つ気配は一向になく、ついにさなぎになりました(笑)

 

こどもたちは大興奮。わたしは鳥肌がとまりません。

 

雪国である我が家の玄関は2重扉なので、玄関と土間の間の空間に鉢を移動させておきました。これで羽化しても玄関に飛び回るはずだと、こんな時ばかり知恵が回る長男に感心したような恨めしいような…。

 

そして、わたしが風邪を引くんじゃなかろうかと思うぐらい毛穴総立ちで迎えた羽化のとき…

 

青虫ちゃん、なんとアゲハ蝶だったんです!!!

卵やさなぎの様子から「おそらく青虫ちゃんはアゲハ蝶だ」と予想していた長男と長女は大喜び。




「蛾だったら虫育ては中止します」とわたしは宣言していたのですが、見事に子どもたちの予想的中です。残念なようなホッとしたような(笑)

Amazonプライムビデオのこども向け教育番組をヒントに、我が家風にアレンジ

あれよあれよという間に自粛生活に入ってしまい、こどもたちとわたしは毎日運動不足で本当に困っていました。我が家のこどもは未就学児~小学5年生と年齢層が広く、性別も違うので共通の遊びもなくて…。

とりあえず散歩だけは、と始めたのがきっかけですが、まさかこんな展開になるとは(笑)

 

昆虫好きの長男、幼少期から絵本より図鑑派だった長女が何か楽しめることはないだろうかと思っていたところ、youtubeのキッズ向け番組「米村でんじろう公式」や知育玩具を紹介するチャンネルを観ていて「虫眼鏡をもって出かける」「外で見つけたものを顕微鏡で観察する」ことを思いつきました。

youtubeのほかにおススメなのがAmazonプライムビデオの「バグ・ダイヤリーズ~虫たちの冒険日記~」も面白いです。

 


バグ・ダイヤリーズ~虫たちの冒険日記~はこちらから

 

流行りの戦隊ヒーロー&ヒロインものを観始めるとチャンネルの取り合いでケンカになるし、気づいたらずーーーっと観せっぱなしになってしまい、母親としても後から罪悪感が湧いてくるのですが、知育系アニメや科学番組なら良しとしています。

虫眼鏡はセリアで3本揃えました。顕微鏡は、ボーネルンドの「マイファースト顕微鏡」が解像度も良く、低学年でも使いやすくておススメです。我が家の未来の科学者たちも愛用しています。


ちなみに末娘は「キャタピラー!」という言葉を覚えました(笑)

 

母親がグロさを乗り越えられるかがカギ(笑)こどもの情操教育にはハナマル。

感想は、鳥肌が立ちながらも成長過程を観察するのは楽しい!ということです。自分でも予想外でしたが、蝶になった「青虫ちゃん」が飛び立っていく日、少し寂しかったです(笑)

長女と長男に至っては泣いていましたね。大切に育てて、やがて巣立つ。大袈裟かもしれませんが、生命の神秘や成長過程を見守る体験ができて、2人にとってはとても意味のある自粛生活だったように思いました。

 

デメリットは何と言ってもキモチワルイ。卵~成虫は本当にゾワゾワしました。というか蝶になってもゾワゾワしました。あとは詳しくはありませんが、蛾やもしかしたら人体にあまり好ましくない虫に成長する可能性もありますので自宅で飼育するには注意が必要だと思います。

メリットはこどもの成長。「自分より小さな何かを可愛がる」といういい経験ができました。青虫ちゃんが自宅に来てからは兄妹ゲンカも減り、心なしか上2人が次女に優しくなりました。

サンショウは相変わらず我が家の庭にあり、次女と毎日水やりをしています。実をつけたら採取して自宅で食す予定です。鰻にかけて食べるのが楽しみです。

こどもたちとは「(アゲハ蝶になった)青虫ちゃんが卵を産み付けに戻ってきてくれるかなあ」と話しています。

こどもたちの想像力と実行力に改めて気づかされたり感動したり、わたしにとってもいい経験になりました。

昆虫熱に拍車がかかった長男と、自然観察に目覚めた長女。親はできる限りサポートをします。

夏といえばカブトムシ。次は自宅でカブトムシの飼育に挑戦するそうです。タモや飼育ケースはもう買いました(笑)




近所に大きな木がある公園があるので夏休みが始まったら捕まえに行くそうです。隣の県に昆虫博物館があるので、まずはそこで知識を仕入れて、、目下カブトムシ研究中です。最近ではクラスメイトで同じくカブトムシが大好きな「研究仲間」とノートをつけてカブトムシ研究に勤しんでいます。

研究仲間より珍しいカブトムシや希少なクワガタムシを捕まえるぞとやる気満々です。昆虫図鑑も新調しました。


長男いわく、「カブトムシとクワガタムシを両方飼育して戦わせたい!」そうですが、どうなることやら…。お世話だけはどうか忘れずにやってほしいと節に願っています。

観察のお供もポケットスコープにレベルアップしました。

長女は天体観測をしたいようです。近所のママ友に借りた天体望遠鏡で夜空を見て以降すっかりハマっています。七夕の日はあいにくの雨で観られなかった夏の大三角形を夏休みこそは観たいそうです。

お家にある図鑑だけでは飽き足らず、図書館で本を借りたり、youtubeで星座の勉強中です。主人がテレワークの日は次女を主人に任せて近くの小高い丘まで行って星の観察をしてみようねと話しています。





夏休み期間中に開いていればプラネタリウムに行く約束もしました。

自粛中でも、予定された休暇でも、こどもたちにとってはかけがえのない日々には変わりないので、お家でできることを考えて堪能できるようにサポートしたいと思っています。

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