自粛中のパパ飯は自家製スパイスカレーが簡単でウマい。49歳既婚男性の口コミ



心の底にあった、スパイスカレー作りへの熱い想いが爆発しました。

自粛生活中はかねてからやってみたかったスパイスカレー作りをやってみたら、完全にはまりました

49歳、既婚の男です。私は元々大学生の頃にレストランの厨房でアルバイトをしており、それがきっかけで食品会社に就職しました。
あれから30年近く経ち、間もなく50歳を目の前にしています。

今までも休日にはある程度の食事作りや自分のお弁当を作る事は行っていましたが、作るものといえば時間の掛からない至って簡単なメニューばかりでした。


自粛が始まるまでの生活といえば、朝早くから家を出て夜遅くに帰宅し、休日になると少しの運動をするという絵に描いたような何の取り柄もない極々普通のサラリーマンだったわたし。

そんなわたしですが、以前からルーで作るカレーではなく、スパイスからカレーを作りたいと心のどこかで思っていました。
そうは言ってもスーパーなどで見るスパイスコーナーの限りない種類のスパイスを見るたびにかなり敷居の高い挑戦であると思い込み、中々一歩を踏み出せずの状態が続いていました。

 

そんな中、突然の自粛生活。
最初の数日は何をして良いのか分からずの状態でしたが、心の引き出しに閉まってあったスパイスカレー作りへの思いが徐々に溢れ出てきました!
普段だと掛けることの出来ない時間でネットを検索し続け、先ずは知識の蓄積…。

ある程度の知識が頭に入ると、そこからはかなり早かったですね!

入門編のチキンカレーを作るべく、基本のスパイス4種類と鶏モモ肉、玉葱等々を購入すべく近所のスーパーへ駆け出してしまっていました。先に知識を蓄積しておいたお陰で、レシピ通りに作成してみると思っていたほど敷居の高いものではなく、しかもかなり美味しく出来上がりました!

あれから数か月経ちましたが、今ではスパイスも13種類まで増えてしまい、スパイス保管場所問題で嫁に睨まれながらもなんとか腕を磨き上げる生活を継続しています!

美味しいものを作りたい!料理に対する美学を再認識した自粛生活でした。

「美味しいものを作りたい!」
そんな思いが、私生活においても仕事においてもありました。学生時代のアルバイト生活で培った思い、就職会社の理念、常にその思いは心の中心にあります。

 

そしてこの自粛中に40年以上前の記憶がふと頭をよぎりました!

「将来、カレー屋さんになりたいです!」

 

七夕の短冊だったか、小学校の作文だったか…幼い頃に描いた夢、この単純な思いが潜在的に40年ずっと脳裏に刻み込まれていたのだと思います。

スーパーのスパイスコーナーにいつもふらっと立ち寄ってみたり、SNSでは日本全国のスパイスカレー屋さん関連をフォローしていたりしていました。
自分には出来ないと思い込んでいたのですが、突然の自粛期間に毎日のルーチンが崩れ、「美味しいものを作りたい!」と「将来、カレー屋さんになりたいです!」の思いが一気にシンクロしてしまいました。

自分には出来ないと思い込むのではなく、失敗しても良いので先ずはチャレンジしてみようという思いが抑え切れず、チャレンジした結果、なんとカレーパンにまで手を伸ばし、生地からカレーのネタまで作るようになってしまっていました(笑)

いつの時代もチャレンジする気持ちと行動が大切だと改めて感じました。

ずっと尻込みしていたのがウソのように今では数種類のスパイスで数種類のカレーやカレーパンを作るまでに至っています

 

スパイスカレーが家族のコミュニケーションのきっかけや仲間との楽しみの1つに。

初めてスパイスカレーを作った日の妻の反応と言えば、それはそれはもう迷惑そうな態度が全面に溢れ出ていました(苦笑)。

いきなり毎日夫がずっと家に居る生活が始まったうえに、自粛数日後には台所を占領しだすという…。

しかしその迷惑そうな態度にもめげずになんとか人並みにスパイスカレーを作る事が出来た今では、私の作るスパイスカレーは妻の大好物になってくれました!

美味しく食べてくれますし、妻も食事の支度をしなくて済むそうなのでこれからも継続して作って行けそうです。

高校生の息子、娘はお年頃のせいか中々感情を表してくれません…心の底では喜んでくれていることでしょう…(笑)

 

そしてもう1つの嬉しい出来事は仲間との「カレー部」の結成です。仲間内でカレー作りの結果の報告やスパイスの情報交換を行っています!
私はトーチバーナーというガスボンベに装着して高温の炎で料理を炙る装置まで購入してしまい、チーズとろっとろの画像を送り付けています(笑)



また、自粛明けには美味しいカレー屋さん巡りの活動も始まりました。スパイスカレーを通じて、家族や仲間、行きつけとなったカレー屋さんやSNS上の繋がりなど、人々とのコミュニケーションが高まりました。

自分のやりたいことを実行した自粛生活。スパイスカレー作りを通して見えた将来の展望。

正直もうあの自粛生活は経験したくありませんが…
怖いことに、あと10数年後は入社前には想像もつかなかった定年退職という信じがたいことが起こります(焦)

自粛生活中は定年退職後の自分を真剣に考えるいい機会にもなりました。

幼い頃の「将来、カレー屋さんになる!」という思いが本当に強くなってきたのがこの自粛生活です。

 

いま私は食品会社に勤めていて、食に対する知識はある程度持っていると思います。
また経営の知識も仕事を通じて身に付いていると感じています。

この自粛がきっかけで自分が本当にしたかったことは「自分のお店を持つ」ということだと改めて気づかされました。

商売をする際に、賃貸料がかからない「間借り店舗」という経営方法で商売をしている方が沢山いらっしゃるのということを調べ、自身も「間借りカレー屋さん」からのスタートならできるのではないかと考えています。

ゼッタイにやってくる定年退職を前に、美味しいカレー屋さんを開店させようと決心出来ました。

自粛生活は決して良いものではありませんが、これがきっかけでこの思いに至ったことは間違いありません。

この夢に向かってこれから最後の青春に向かいます!

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